2021-10-12 第205回国会 衆議院 本会議 第4号
FRB議長が十一月にもテーパリング開始の可能性に言及して、円安が進んでいます。輸入原材料費の高騰は、中小企業の経営に大きな影響を与えます。急激な円安を迎えた場合の対策についてどのように考えているのか、総理の見解を伺います。 岸田総理が総裁選で掲げた子ども庁についても所信から消えていました。なぜ消えたんでしょうか。来年の通常国会に関連法案を提出する予定はありますか。答弁を求めます。
FRB議長が十一月にもテーパリング開始の可能性に言及して、円安が進んでいます。輸入原材料費の高騰は、中小企業の経営に大きな影響を与えます。急激な円安を迎えた場合の対策についてどのように考えているのか、総理の見解を伺います。 岸田総理が総裁選で掲げた子ども庁についても所信から消えていました。なぜ消えたんでしょうか。来年の通常国会に関連法案を提出する予定はありますか。答弁を求めます。
パウエルFRB議長が十一月にも量的緩和を縮小するテーパリングを開始する可能性について言及したこと、承知をしております。 為替レートの動向にコメントすることは控えますが、円安が進めば、輸出促進等の好影響がある反面、御指摘のとおり、輸入価格の上昇を通じて、企業のコスト上昇につながります。
しかし、これは一時的で、FRBは政策は変えませんよと、いきなりテーパリング、出口には行きませんよということを言っておられるんですが、こうしたそのインフレ懸念についてどうお考えでしょうか。
○渡辺喜美君 パウエル議長がテーパリングに言及しないもう一つの理由は、やはりFRBが物価の安定だけでなくて雇用の安定、これを非常に重視しているということなんですね。 先ほどのCPIについては市場予想が三・六だったと、それが四・二になっちゃった。一方、雇用統計の方は、逆に市場予想をかなり下回った数字が出てきたわけですね、アメリカの場合は。
ステルスのテーパリングだと言う方もいらっしゃいますけれども、これはそういうふうに受け止めざるを得ないわけで、そういう中で果たして過去三倍ぐらいの金融緩和策なんか取れるものなんだろうか、どうなんだろうか。本当にこの政策を続けていって、二%の道筋があるのならいいですけれども、それは是非お示しをいただきたい。
○渡辺喜美君 今日から二日間のFOMCでどういう議論がなされるのか、かまびすしく言われるように、テーパリングの出口の話が出るのか。 残念ながら、日本はインフレ懸念とは程遠い状況ですよ。これも非常に残念なんですけれども、黒田総裁が就任して、この縦長の日米の実質金利のグラフが、日本の実質金利、赤い線の方ですね、赤い線の方、これが相当低下してきました。
そこから実体経済が持ち直してきて、そして成長基調になってくるときに、あのときはテーパリングということをアメリカがある時期行い始めるわけでありますけれども、二〇一三年でした、バーナンキ・ショックという、バーナンキさんの発言が市場に混乱をもたらすということがありました。
アメリカは、リーマン・ショックの後、金融緩和というのをやっていて、そして今度はテーパリングをやって、そして景気が回復してからはいわゆる利上げまでやってきたということであります。ECBも量的緩和を終了させた。しかし、その間、日銀は、世界経済というのが好調であったにもかかわらず、ずっと金融緩和をやり続けてきた。
日本は金融政策を続けてきた、FRBあるいはECBは、少し、いわゆるテーパリングのみならず利上げもFRBは行ってきた、ECBは国債の買入れというものの、いわゆる、ふえないという形にした、こういったこと。しかし、日銀はそうじゃなかったために、これからなかなか、日銀としてはその対比の中で厳しい状況になるのではないかという議論はしてまいりました。
テーパリングというのは、たしか米国のFRBが金融政策の正常化に向けた出口政策の一環として国債買入れ額を意図的、段階的に減額したものでありまして、日本銀行の国債買入れ額の変動はこういったテーパリングとは全く性格を異にするものであるというふうに考えております。
黒田総裁になってからしばらくはアメリカの金利も上がっていなかったわけでありますが、テーパリングという資産購入の減少、そして利上げを始めてということで、どんどんどんどん開いていった。
つまりは、追加緩和をします、しますということを言っているわけでありますけれども、ほかの国は、景気が悪くなったときにしっかりと、その余地を残しておくためにもテーパリングあるいは利上げというものを行ってきたにもかかわらず、ずっと日銀は金融緩和をやっていって、株価をゆがめる、マーケットをゆがめる、そしてみずからの含み損というリスクをどんどんどんどん積み上げていっている。
FRBというのはテーパリングを行ってきて、そして利上げを行ってきた、そして不景気に備えてのいわゆる金融政策の余地を残してきたということだと思います。ECBについては、いわゆる資産の買入れをやめた、利上げまでは行っていませんけれども。こういうことだと思います。 しかし、世界経済がおおむねいい状況の中で、日本だけがずっと金融緩和を続けているわけですね。
○黒田参考人 まず、ECBは、物価安定目標は二%をちょっと下回るぐらいのところというインフレ率の目標について、それに向けて持続的に収れんしていくという見通しに立ってテーパリングを始めているわけであります。
そして、それがいよいよできるというふうなことのいろいろな条件が整っているということをおっしゃるのであれば、いわゆる買入れ価格が減るにしても、金利というものについて、その幅を倍にする、そうしたら、金利が上がっているということになると、誰がどう見たって、国債の買入れについてはいわゆる減少しているし、そして金利の上昇も認めているということになったら、これはテーパリングと言うんですよ。
なぜ私がこういう話をしているかというと、もちろん世界経済がどうなっていくかという懸念が大前提にありますけれども、これだけ経済がずっといい状況が続くというのはなかなかないだろう、いずれは景気後退が来るだろうというふうに考えて、そして、アメリカはイエレンさんのときにテーパリングを行って、そして今、金利を上げるということをやってきていて、そして最終段階ぐらいかなと、今、黒田総裁がおっしゃったところまで来ている
次に、テーパリングについてお聞きしたいと思いますが、今おっしゃったように、買入れ増を止める、すなわちバランスシートをもう大きくしないというのがテーパリングの完了ということなわけですけれども、先ほど来聞いていますと、景気は大分良くなってきているとか、二%に近づいてデフレは脱却したとか、かなりいい状況だと思うんですが、それを聞いていて思ったんですが、昔の伝統的金融政策でしたら、政策金利を例えば二・五から
○渡辺喜美君 とにかく、テーパリングがFRB、続いております。日本がいかなる事態に遭遇をしても、きちんと二%の物価目標は達成をする、この強い決意でやっていただきたいと思います。 以上、質問を終わります。
なお、御指摘のテーパリングというものは、米国の金融政策の正常化に向けた出口政策の一環として国債買入れ額を意図的、段階的に減額したものでありまして、日本銀行の国債買入れ額の変動はこうしたテーパリングとは性格を異にするものであるというふうに考えております。
FRBのバランスシートというのは、対GDP比でいえば日銀の四分の一ぐらいからテーパリングを始めているわけで、全然もう日銀と規模が違うわけですね。
さらには、イールドカーブコントロールの下では、実際の物価上昇率あるいは予想物価上昇率が引き上がっていく過程で実質金利はむしろ下がっていくということによって経済に対する刺激効果もより強力なものになっていくということも踏まえて行ったわけでありまして、これを通じて何かその出口あるいはテーパリングを始めるというようなことを意図したものではございません。
○大塚耕平君 もう一回御質問させていただきますが、つまり、残存期間に目標を置かなかったということは、事実上のテーパリングを行うための出口戦略を見越しての変更であったのかなかったのかということについてお答えください。
それから、先日、ベルギーの中銀総裁が、これはECBの理事のメンバーですけれども、七月にはまた三百億ドルのテーパリングを検討する、それを決める時期に差しかかっているというような発言をされています。そうすると、世界じゅう、長期金利の上昇圧力がかかってくる可能性がありますね。
一方、いわゆるFRB等が行いましたテーパリングというのは、これは金融政策の正常化に向けた出口戦略の一環として言わば意図的、段階的に国債買入れを減らすというものでございます。今申し上げたとおり、私どもの国債買入れ額の変動は、その意味ではこうしたテーパリングということとは全く性格を異にするものであるということでございます。
これはほかの中央銀行もやっているんじゃないかといっても、ほかの中央銀行、アメリカの中央銀行でさえテーパリングを始めたときに二四%、バンク・オブ・イングランドで二二%、欧州中央銀行で三三%。経済規模に比べてそんなに大きくないんですよ。日銀はもうメタボもいいところ。 要するに、財政が世界で最悪、日銀は世界で最高のメタボ、こういう状況であるという認識は、総理、ありますでしょうか。
ほかの、他国、黒田日銀総裁にお聞きした当時、FRBというのはテーパリングを始める直前の二〇一三年末で二四%だと。バンク・オブ・イングランドが一六年二月で二二・二%、それからヨーロッパ中央銀行は三三・八%ということで、バランスシートは対GDP比、そんなに大きくないわけですよ。日銀だけもう世界断トツに一〇〇%、対GDP比一〇〇%というメタボになっているわけですね。
また、買入れ額が二〇一七年秋以降減っているということ、事実上のテーパリングではないかという意見もあります。 そういう中で、二日の衆議院議運の中の総裁の発言で、株価、金利高騰、円高が進んだということも、実際、正常化シナリオを火消しをした中でも、そういう市場の動きということについて言えば、やはり信頼の問題ということが私は強く言えるんではないかと、そのように思います。
御承知のとおり、米国では、初めはバランスシートの調整をして、その後に政策金利、短期金利を上げていくと言っていたんですが、実際には、先に短期金利を上げて、テーパリングをやって、実際に今度バランスシートを縮小し始めたのは昨年の秋からですので、前に言っていたのと逆の方向でやっているわけですね。